琥珀の魅力
内包物(インクルージョン)
琥珀は木々の樹脂が樹皮から流れ出して化石化した品です。
流れ出た樹液は、自然界にある様々な物を取り込みながら地層に流れ込みました。一般的に 空気(気泡)や水分、草木のかけら等が内包物として見られますが、稀にアリやトンボといった昆虫が入った琥珀が発見され「虫入り琥珀」として珍重されています。
地層に取り込まれた琥珀の気泡や水分は、地中で数千万年 圧縮を繰り返し、逃げ場を失った気泡や水分が、琥珀内部から外へ飛び出した残りが 太陽のスパングルと呼ばれる内包物となります。この琥珀内に出来た うろこ状の紋様は天然の琥珀の輝きです。
スパングル(spangle)は「キラキラ光る」という意味で 日本語ではスパンコールと言っています。
琥珀は内包物を楽しむものだと思います。
琥珀の硬さ
琥珀の硬さはモース硬度で 2.5度しかありません。ダイヤモンドのモース硬度(10)を基準に、ルビー・サファイヤが9度 真珠が3.5〜4.5度ですから かなりやわらかい宝石といえます。
琥珀がシェルカメオと並び、手彫りや機械彫りのカメオ彫りの素材として使われ、中世ヨーロッパにおいて伝統工芸に用いられてきたのは その美しさの由縁です。
イタリアのシェルカメオは大変有名ですが、エカテリーナ宮殿(ロシア)「琥珀の間」に使用されている 琥珀のインタリオ彫りやカメオ彫りは目を見張るものがあります。

























